【2024年最新】VRデバイスの特徴や選び方を徹底解説|注目のVRデバイス/VRヘッドセット13選
2023年10月に発売されたMeta Quest3、2024年6月に日本発売のApple Vision Proなど、最新技術が満載のVR/XRデバイスが次々と登場しています。
一方で多くのVRデバイスが発売されており、どのVRゴーグルやVR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)を選べばよいか分からない、とお困りの方が多いと思います。
この記事では、今注目のVR/XRデバイスを厳選してご紹介します。最新のスペックからユニークな特徴まで、各デバイスの魅力を簡潔に解説します。
ぜひ最後までご覧いただき、自分の用途に合わせた適切な端末を見つけていただければ幸いです。
- 1. 混同しやすいAR・MR・VR・XRを詳しく解説
- 1.1. VR(仮想現実/Virtual Reality)とは
- 1.2. AR(拡張現実/Augmented Reality)とは
- 1.3. MR(複合現実/Mixed Reality)とは
- 1.4. XRとは
- 2. VRデバイスの種類|スタンドアロン・PCVR・スマホVRの特徴と違い
- 2.1. スタンドアロンVRデバイスの特徴|端末単体で手軽にVR体験が可能
- 2.2. PC VRデバイスの特徴|PCの高い性能を借りて高品質なVR体験が可能
- 2.3. スマホVRデバイスの特徴|導入コストの低さが売り
- 3. 注目のVRデバイス・VRヘッドセット12選|Vision ProやMeta Quest 3など
- 3.1. Apple – 「Vision Pro」
- 3.2. Meta – 「Meta Quest3」
- 3.3. Meta – 「Meta Quest 3S」
- 3.4. Meta – 「Meta Quest Pro」
- 3.5. ソニー – 「Playstation VR 2」
- 3.6. HTC – 「VIVE XR Elite」
- 3.7. Pico – 「Pico 4」
- 3.8. Pico – 「Pico 4 Ultra」
- 3.9. Pimax – 「Pimax Crystal」
- 3.10. VALVE – 「VALVE INDEX」
- 3.11. Shiftall – 「MeganeX」
- 3.12. Bigscreen – 「Bigscreen Beyond」
- 3.13. Meta – 「Meta Quest 2」
- 4. まとめ
- 5. 最後に
混同しやすいAR・MR・VR・XRを詳しく解説
まず、AR(拡張現実)、MR(複合現実)、VR(仮想現実)、XR(拡張現実)という4つの技術の特徴を整理した表をご覧ください。
技術 | 特徴 |
---|---|
VR (仮想現実) | 完全に仮想の環境に没入する体験を提供する技術 |
AR (拡張現実) | 現実世界にデジタル情報を重ね合わせる技術 |
MR (複合現実) | 現実と仮想の要素を融合させた体験を提供する技術 |
XR(xRとも呼ばれる) | 特定の技術ではなく、AR、MR、VRを包括する総称。 |
VR(仮想現実/Virtual Reality)とは
VRは、ユーザーを完全に仮想の環境に没入させる技術です。専用のヘッドセットを装着することで、360度の仮想世界を体験できます。
この環境では、ユーザーは現実世界とは異なる場所や時間に「いる」ような感覚を得られます。
ゲームやシミュレーショントレーニングによく使用され、特に教育や医療、心理療法などでその効果が認められています。
※関連記事:VRとは何か?仮想現実の仕組みと活用事例を徹底解説
AR(拡張現実/Augmented Reality)とは
ARは、現実世界にデジタル情報をオーバーレイする技術です。
スマートフォンやAR専用のメガネを使用して、現実世界の景色に仮想の情報やオブジェクトを重ね合わせます。
例えば、道路案内を表示するナビゲーションアプリや、現実の空間に3Dモデルを配置するインテリアデザインアプリなどがあります。
ARは日常生活に溶け込んだ形で利用され、教育、医療、エンターテイメントなど多岐にわたる分野での応用が期待されています。
※関連記事:【AR/MRアプリ・システム開発】必要な技術・ツールの選び方を解説!
MR(複合現実/Mixed Reality)とは
MRは、仮想世界と現実世界の要素を融合させた体験を提供する技術です。MRデバイスを使用することで、ユーザーは物理的な世界とデジタル生成の世界が融合した空間で作業や遊びができます。
この技術は、仮想オブジェクトが現実世界の物理法則に従い動作するため、よりリアルなインタラクションを提供します。
例えば、現実のテーブルの上で仮想のオブジェクトを操作するなど、直感的で没入感の高い体験が可能です。
教育、設計、リモートワークなど、さまざまな用途での活用が進んでいます。
MRデバイス・ARグラスについて知りたい方はこちら↓
※MRデバイス・ARグラス記事:【2024年最新】Appleの最新デバイスも紹介|注目のARグラス・スマートグラス・MRデバイス16選
XRとは
XRは、AR、MR、VRを包括する総称です。
数学のxと同じようなものだと思ってもらうとわかりやすいと思いますが、Xには色んな文字(A,M,Vなど)が代入できる、というものです。
あくまで総称であるため、XR自身が何かの技術を特定して示すわけではないですが、ARやVRをまとめて意味したい場合に使われるので、ぜひ覚えておきましょう。
VRデバイスの種類|スタンドアロン・PCVR・スマホVRの特徴と違い
VRデバイス/VR HMDと言っても、大きく「スタンドアロンVR」「PC VR」「スマホVR」の3つの種類に大別されます。
種類によって必要な機材や適した用途/利用シーンが変わってくるため、ぜひ選ぶ際には気を付けてください。
それぞれの種類の特徴とメリット・デメリットを一覧表にまとめました。一番のポイントはVRの体験のために他の端末が必要か否かという部分です。
種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
スタンドアロン | PCや他の機器に接続せず、端末単体でVRを楽しむことができる端末 | 端末単体で体験できるため、コードレスでプレイの自由度が高い体験が可能。デバイス価格も比較的抑えめで、3~10万程度 | 端末の性能はそこまで高くないため、処理性能が求められる高品質VRゲームはプレイできない場合がある。 |
PC VR | PCと有線接続して体験できるVR端末 | VRデバイスのスペックが高い高品質なゲームをプレイできる | ハイスペックなPCが必要コード・センサー必要 →場所やプレイに制約が出るデバイスの価格が5万程度 |
スマホVR | ゴーグルにスマホを装着して、VR体験ができる端末 | 自分のスマホをVR端末として使うことができるため、スタンドアロンやPC VRよりも低コストで導入できる | スマホの処理性能に依存するため、高品質なVRゲームは体験が難しい。VR視聴専用のディスプレイではないため、画像が見にくく体験の質が低くなりがち |
スタンドアロンVRデバイスの特徴|端末単体で手軽にVR体験が可能
スタンドアロンのVRデバイスは『スタンドアロン(単独の、独立した)』という語句通り、 PCやスマホなどの他の機器に接続することなく、端末単独でVR体験ができるデバイスです。
Meta Quest3やPICO 4などのスタンドアロンVRデバイスがありますが、これらは5-10万円ほどで購入でき、かつPCやスマホなどの他の端末も不要なので、VR体験までの導入コストを抑えることができます。
また、他の機器と有線接続する必要もないため、ベッドに寝転びながらでも利用できますし、ヘッドセットを装着するだけでVRが楽しめるその手軽さはやはりスタンドアローン型VRヘッドセットの特徴と言えます。
一方で、端末自体のスペックはPCほど高くはないため、Steamで配信されているような高品質な超本格ゲームを体験するには適していません。
ただし、最近ではMeta QuestをPCと有線接続/無線接続して、スタンドアロンなのにPC VRとして使えるようなMeta Quest Linkという便利なサービスも展開されています。
スタンドアロンでも使えるし、高品質なVR体験を行いたい場合はPC VRとしてPCの性能を借りて体験する、など状況に応じて臨機応変に使い方を変えることができるようになっているため、新しくVRデバイスを購入される方は、特定の目的や用途などの決まりが無ければ、Meta Quest3を購入することをオススメします。
PC VRデバイスの特徴|PCの高い性能を借りて高品質なVR体験が可能
PC VRデバイスは文字通り、PCを使うことが前提になっているVRデバイスです。
有名なところだとVIVE ProシリーズやPCではないですが外部端末を使うという意味で、Play Station 5で体験できるPlay Station VR 2などがあります。
一番の特徴はPCの性能を使ったVR体験ができることで、ゲーミングPCなどの非常に強いCPUやGPUを使って高精細で高解像度なVR体験も実現できます。
また、PCがハブになるため、外部のセンサーや外付けのデバイスなどとの連携がしやすい、カスタマイズ性の高さもポイントです。
一方で、PCが必要という前提があるため、VR体験するためにはスペックの高いPCを用意する必要があったり、体験する場所にPCも持ち運ぶ必要が出てきます。
また、有線で接続する場合、体験の中でケーブルが邪魔になってしまうパターンもあります。
スマホVRデバイスの特徴|導入コストの低さが売り
スマホVRはスマホで手軽にVRが楽しめるため、自分が既に所有しているスマホに加えて、手ごろな価格のヘッドセットだけでVR体験できる手軽さがウリです。
一時期はハコスコやGear VRなど様々なスマホVRデバイスが次々に発売されていましたが、最近では新しいスマホVRデバイスはあまり聞かないというのが正直なところです。
スマホVRデバイスのデメリットとしては、スマホのディスプレイをVRディスプレイとして活用するため、スマホの性能に依存するのですが基本的には解像度が低く体験の質が悪くなりがちです。また、音響も良くない、コントローラーが使えないなどスタンドアロンVRやPC VRと比べると劣る部分が多いです。
注目のVRデバイス・VRヘッドセット12選|Vision ProやMeta Quest 3など
ここからは、各VR/XRデバイスを詳細にご紹介します。
これらのデバイスで遊ぶことができるVRゲームはこちらにまとめています。よろしければご覧ください
【2024年版】絶対に遊ぶべき最新VRゲーム15選|VRゲームに必要な機材や選び方なども解説
Apple – 「Vision Pro」
Appleが発表した「Vision Pro」は、デジタルコンテンツを現実の世界とシームレスに融合させるSpatial Computingデバイスです。2024年2月2日から、米国で販売開始することが発表されました。
Appleは「空間コンピュータ(Spatial Computing)」と呼んでいます。Vision Proは、ユーザーの目、手、声を用いた直感的な操作による3次元化されたユーザーインターフェイスを実現します。
主な特徴は以下の通りです。
- 2つのディスプレイに2,300万ものピクセルを詰め込んだ超高解像度のユーザー体験を提供。
- カスタムAppleシリコンを搭載し、画期的なデザインと驚異的な性能を実現。
- macOS、iOS、iPadOSの基盤を引き継ぎつつ、Vision Pro専用の新たなOSを採用。
- アプリケーションを好きな大きさで並べて表示可能な3Dインターフェイスを備え、生産性の向上をサポート。
- 幅30メートルにも感じられるスクリーンを備えた映画館としての体験を提供し、空間オーディオに対応した180度の高解像度録画を通じて臨場感あふれる映像を楽しむことが可能。
Vision Proは、パーソナルコンピューティングに新たな次元をもたらし、ユーザーのアプリ利用、コンテンツ視聴、ビジネスシーンを一変させる製品です。
解像度 | 片眼4K以上・両眼で2,300万ピクセル |
視野角 | 90度 |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | ハンドトラッキング、アイトラッキング、音声操作 |
価格(2024年6月現在) | $3,499(米国販売価格) 599,800円~(日本販売価格) |
重量 | 600g~650g(ヘッドバンドなどの選択で異なる) |
製品Webサイト | https://www.apple.com/jp/apple-vision-pro/ |
Vision Proについて詳しく知りたい方はこちら↓
※Apple Vision Pro記事:【空間コンピューティング】Apple Vision Proの特徴・できることを解説!
Meta – 「Meta Quest3」
Meta Quest 3は、2023年10月に発売された、MetaによるVRヘッドセットです。
現実とバーチャルが融合したこのデバイスは、ゲーム、フィットネス、映画視聴、友人との交流などを自宅で楽しむ新たな方法を提供します。
Snapdragon XR2 Gen 2テクノロジーを採用し、Meta Quest 2の2倍のグラフィック処理能力を実現。4K超の解像度を持つディスプレイにより、リアルなVR体験を提供します。
主な特徴は以下の通りです。
- Snapdragon XR2 Gen 2テクノロジーにより、Meta Quest 2と比較してグラフィック処理能力が2倍に。高速プロセッサーと組み合わせることで、くっきりとしたクリアな視界と、驚くほどの没入感を提供します。
- 4Kを超える超高解像度のディスプレイが、鮮やかなグラフィックでリアルなゲーム体験を実現。片眼2,064 × 2,208の解像度により、まるで目の前にあるものに手を伸ばして触れるような体験ができます。
- 500以上のコンテンツが揃う世界最高のライブラリを搭載。ゲーム、エンターテインメント、フィットネスなど多様なジャンルのアプリケーションを楽しむことができ、後方互換性により既存のMeta Questライブラリも利用可能です。
- 新次元の3Dサウンドによるクリアな音質と深い低音、Quest 2に比べて40%アップした音量が没入感を高めます。新デザインのヘッドセットは、調節機能に優れ、長時間の使用でも快適です。
解像度 | 片眼2,064 × 2,208(両眼4,128 × 2,208) |
視野角 | 110度 |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | 両手コントローラー、ハンドトラッキング、音声操作 |
価格(2024年1月現在) | 74,800円(128GB)、96,800円(512GB) |
重量 | 515g |
製品Webサイト | https://www.meta.com/jp/quest/quest-3/ |
Meta Quest 3について詳しく知りたい方はこちら↓
※Meta Quest3記事:【Meta Quest 3】Quest 2から進化した点・特徴・できることを解説!
Meta – 「Meta Quest 3S」
Meta Quest 3Sは、2024年10月に発売された、Metaによる最新のVRヘッドセットです。
VR/MRデバイスのエントリーモデルとしてMeta Quest 2とMeta Quest 3の性能や機能を踏襲した上で低コストを実現した端末です。
主な特徴は以下の通りです。
- Snapdragon XR2 Gen 2テクノロジーにより、Meta Quest 2と比較してグラフィック処理能力が2倍に。高速プロセッサーと組み合わせることで、くっきりとしたクリアな視界と、驚くほどの没入感を提供します。
- Meta Quest 2では実現できなかったフルカラーパススルー機能を実装
- 500以上のコンテンツが揃う世界最高のライブラリを搭載。ゲーム、エンターテインメント、フィットネスなど多様なジャンルのアプリケーションを楽しむことができ、後方互換性により既存のMeta Questライブラリも利用可能です。
- 新次元の3Dサウンドによるクリアな音質と深い低音、Quest 2に比べて40%アップした音量が没入感を高めます。新デザインのヘッドセットは、調節機能に優れ、長時間の使用でも快適です。
解像度 | 片眼1,832 ×1,920(両眼3,664 × 3,840) |
視野角 | 96度(水平)/90度(垂直) |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | 両手コントローラー、ハンドトラッキング、音声操作 |
価格(2024年1月現在) | 128GB:48,400円 256GB:64,900円 |
重量 | 514g |
製品Webサイト | https://www.meta.com/jp/quest/quest-3s/ |
Meta Quest 3Sについて詳しく知りたい方はこちら↓
※Meta Quest 3S記事:【VR初心者必見】Meta Quest 3Sの特徴と長所|Quest 3やQuest 2との違いも分かりやすく解説
Meta – 「Meta Quest Pro」
Meta Quest Proは、Meta社が2022年10月に発売したヘッドマウントディスプレイです。
VR機能に加え、MRにも対応し、現実世界と仮想世界をシームレスに繋ぐことができます。
特にビジネスユースに重点を置いたハイエンド製品で、遠方のアバターを介した共同作業や3DCGオブジェクトの共有が可能です。
主な特徴は以下の通りです。
- 6DoFのポジショニングトラッキングにより、ユーザーの動きを精度高く感知します。
- ヘッドセットとコントローラーを同時に充電できる円盤型のスタイリッシュな充電器が標準装備されています。
- VRペインティングアプリなどでデザインした3Dオブジェクトやアップロードした3Dデータをリアルタイムで共有することが可能です。
- ヘッドセット内のカメラにより、まばたきや口の動きなど細かな表情をアバターに反映させることができます。
解像度 | 片眼1,800 x 1,920(両眼3,600 x 1,920) |
視野角 | 水平106度・垂直96度 |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | 両手コントローラー、ハンドトラッキング、アイトラッキング |
価格(2024年1月現在) | 159,500円 |
重量 | 722g |
製品Webサイト | https://www.meta.com/jp/quest/quest-pro/ |
ビジネスシーンでのVR・AR活用について詳しく知りたい方はこちら↓
※VRビジネス活用記事:【2024年最新】VR/メタバースのビジネスへの導入・活用事例
※AR/MRビジネス活用記事:2024年最新事例|AR/MRのビジネスへの導入・活用事例
ソニー – 「Playstation VR 2」
PlayStation VR 2は、PlayStation 5に対応した最新のVRヘッドセットです。
USBケーブル1本で簡単にセットアップできる利便性を備えており、ユーザーの周囲をスキャンして最適なプレイエリアを設定できます。
プレイエリアの端に近づくと、境界線が表示され安全を確保。万が一、プレイエリアの外に出た場合には、シースルービューが自動で起動し周囲の環境を表示します。
これにより、没入感あふれるVR体験と同時に、プレイヤーの安全も保障されています。
主な特徴は以下の通りです。
- PS VR2は座って、立って、さらには部屋中を動き回ってプレイするなど、3種類のVRプレイスタイルに対応しています。各ゲームタイトルに合わせて、十分なスペースを確保し、お好みのプレイスタイルを選択できます。
- 調節可能なスコープ、幅を伸縮できるヘッドバンド、調節可能なレンズを備えており、ユーザーに合わせた快適な装着感を実現します。視線トラッキングの設定で、ゲーム体験がより活き活きとしたものになります。
- PS VR2は、対応するゲームで3Dオーディオを体験できます。PULSE Exploreワイヤレスイヤホンや付属のイヤーピースを利用して、没入感あふれるサウンド体験が可能です。
- PS5のコントロールセンターはVRゲームプレイ中でも簡単にアクセスでき、PS VR2の設定やゲーム情報へのアクセスがスムーズに行えます。新しいクイック設定メニューでは、明るさやバイブレーション、プレイエリアなどのカスタマイズが可能です。
これらの特徴により、PlayStation VR 2は、ユーザーに合わせたカスタマイズ可能な快適なVR体験を提供します。
解像度 | 片眼2,000 × 2,040(両眼4,000 × 2,040) |
視野角 | 110度 |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | 両手コントローラー、アイトラッキング |
価格(2024年1月現在) | 74,980円 |
重量 | 540g(ケーブル含まず) |
製品Webサイト | https://www.playstation.com/ja-jp/ps-vr2/ |
HTC – 「VIVE XR Elite」
VIVE XR Eliteは、HTC社が開発した最新のXRヘッドセットです。この高性能オールインワン型XRヘッドセットは、軽量で折りたためる設計が特徴で、持ち運びにも便利です。
VIVERSEと呼ばれる独自のメタバース環境での利用にも最適で、ビジネスシーンでの応用も想定されています。
主な特徴は以下の通りです。
- バッテリー込みで重量わずか625g。バッテリーを外したグラスモードは275gというトップレベルの軽さで、長時間の使用でも快適です。
- 無段階のIPD調整や焦点距離ダイヤル機能により、快適な視聴体験を提供します。
- フルカラーRGBカメラによるパススルー機能で、リアルタイムオーバーレイを取り入れたゲームやトレーニングが可能です。
- 手だけで直感的な操作が可能。ナビゲーション、クリック、ドラッグ、スクロール、タイピングなどが行えます。
解像度 | 片眼1,920 x 1,920(両眼3,840 x 1,920 ) |
視野角 | 最大110度 |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | ハンドトラッキング、音声操作 |
価格(2024年1月現在) | 179,000円 |
重量 | 625g(バッテリー込み)、275g(バッテリーなし) |
製品Webサイト | https://www.vive.com/jp/product/vive-xr-elite/overview/ |
VIVE XE Eliteについて詳しく知りたい方はこちら↓
※VIVE XE Elite記事:【VIVE XR Elite】275gの超軽量XRヘッドセットを徹底解説!
Pico – 「Pico 4」
Pico 4は、2022年10月7日に発売された新型VRヘッドセットで、軽量・高画質・スタンドアロンの三要素を備えたモデルです。
重心バランスによって「軽く感じられるように作られている」とされ、長時間の使用でも快適です。
このデバイスは、高解像度の4Kディスプレイを採用し、クリアな映像体験を提供。VRフィットネスやゲーム、プライベートシアターとしての利用に最適です。
主な特徴は以下の通りです。
- レンズが搭載された正面部分と、バッテリーが内蔵された後頭部がカウンターウェイトとして機能し、軽量感を実現します。
- 正面部を薄く設計し、パンケーキレンズを採用することで、より広い視野とクリアな映像を楽しめます。
- 4K(2,160 × 2,160×2)相当の解像度を持ち、映像の鮮明さと発色の良さを実現しています。
- 外部の様子を確認できるフルカラーパススルー機能を備え、VRヘッドセット装着中でも現実世界を視認できます。
解像度 | 片眼2,160 x 2,160 (両眼4,320 x 2,160 ) |
視野角 | 105度 |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | 両手コントローラー、ハンドトラッキング |
価格(2024年1月現在) | 49,000円(128GB)、59,400円(256GB) |
重量 | 295g(ストラップなし)、588g(ストラップ込み) |
製品Webサイト | https://www.picoxr.com/jp/products/pico4 |
PICO 4について詳しく知りたい方はこちら↓
※PICO 4記事:【安くて高性能のVRヘッドセット】PICO 4の特徴・できることを解説!
Pico – 「Pico 4 Ultra」
PICO 4 Ultraは、2024年に発売される予定の新型VRヘッドセットで、PICO4をさらに進化させたモデルです。
従来のPICO 4と同様に「軽く感じられるように作られている」とされ、長時間の使用でも快適さを保ちつつ、よりパワフルなパフォーマンスを提供します。
このデバイスは、さらに向上した4Kディスプレイを採用し、より鮮明で色鮮やかな映像体験を提供します。
VRフィットネス、ゲーム、プライベートシアターとしての利用に最適で、さまざまなシーンで楽しめるのが特徴です。
主な特徴は以下の通りです。
- レンズが搭載された正面部分と、バッテリーが内蔵された後頭部がカウンターウェイトとして機能し、軽量感と安定感を実現しています。
- 正面部は薄型設計で、最新のパンケーキレンズを採用し、広い視野とよりクリアな映像を楽しめます。
- 外部の様子を確認できるフルカラーパススルー機能も搭載し、VRヘッドセット装着中でも現実世界を視認可能です。
解像度 | 片眼2,160 x 2,160 (両眼4,320 x 2,160 ) |
視野角 | 105度 |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | 両手コントローラー、ハンドトラッキング |
価格(2024年1月現在) | 89,800円(256GB) |
重量 | 295g(ストラップなし)、580g(ストラップ込み) |
製品Webサイト | https://www.picoxr.com/jp/products/pico4-ultra |
※PICO 4 Ultra記事:PICO4 Ultra最新情報|Meta Quest 3と性能比較、発売日・予約情報まとめ
Pimax – 「Pimax Crystal」
Pimax Crystalは、高解像度と高画質、スムーズな映像表現、多様な使用環境に対応することで、幅広いVR体験を提供するハイエンドVRヘッドセットです。
主な特徴は以下の通りです。
- 5,760×2,880というVRヘッドセットの中でトップレベルの高解像度により、非常に鮮明な画像を提供。量子ドット技術とmini LEDバックライトのローカルディミングにより、広色域と高コントラストを実現し、高い画質でVR体験を楽しめます。
- 144/160Hzの高リフレッシュレートに対応しており、スムーズな映像表現が可能です。また、58~72mmの範囲でハードウェアIPD(瞳孔間距離)の調節ができ、ユーザーに合わせた快適な視界を提供します。
- Qualcomm Snapdragon XR2プロセッサーを搭載し、12GBメモリと128/256GB内部ストレージを備えています。スタンドアロンでの使用はもちろん、付属のDisplayPortケーブルでPCに接続し、PC向けVRコンテンツも楽しむことができます。
- インサイドアウト方式の位置トラッキングを採用しているため、外部のセンサーを設置することなく、自由に動きながらVR体験を楽しむことができます。これにより、セットアップが容易で、さまざまな環境での利用が可能になります。
解像度 | 片眼2,880×2,880(両眼5,760×2,880) |
視野角 | 対角140度または120度(交換可能なレンズが2種類) |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | 両手コントローラー、アイトラッキング、フェイストラッキング |
価格(2024年1月現在) | 258,999円 |
重量 | 845g |
製品Webサイト | https://pimax.com/ja/crystal/ |
Pimax Crystalについて詳しく知りたい方はこちら↓
※Pimax Crystal記事:【超高画質のVR体験】Pimax Crystalの特徴・おすすめゲームを紹介!
VALVE – 「VALVE INDEX」
Valve Indexは、ゲームや教育、プロフェッショナルトレーニング、エンターテイメントなど、多様な用途で高品質なVR体験を提供するために設計された、先進的なVRデバイスです。
開発会社は、Steamを運営するValve社です。
- 片眼1,440×1,600のRGB LCDディスプレイを採用し、サブピクセルの量がOLEDよりも50%多いため、よりシャープでクリアな映像を提供します。スクリーンドア効果も軽減されています。
- 120Hzの動作と90Hzへの後方互換性、さらに試験的な144Hzモードを搭載。これにより、リアリズムと視覚的安定性が向上し、長時間の使用でも快適です。また、残像感を大幅に軽減し、動きのあるシーンでも鮮明さを保ちます。
- カスタムレンズを使用し、視野角を最大限に拡大。頭部だけでなく、目を動かしても輪郭が歪まず、広い範囲を見渡せます。
- 個人の頭のサイズや形状、IPD(瞳孔間距離)、レンズと瞳の距離に合わせて物理的に調整でき、快適な装着感を実現します。また、抗菌素材を使用し、簡単に交換できるフェイスパッドを採用しています。
解像度 | 片眼1,440×1,600×2(両眼2,880×1,600)フルRGB、LCD |
視野角 | 最大130度 |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | 両手コントローラー |
価格(2024年1月現在) | 165,980円 |
重量 | 748g |
製品Webサイト | https://plaza.komodo.jp/collections/valve-index |
教育におけるXR活用について詳しく知りたい方はこちら↓
※教育におけるXR活用記事:【教育業界におけるAR/VR/メタバース】導入メリットや活用事例を紹介!
Shiftall – 「MeganeX」
Megane Xは、パナソニックとその子会社Shiftallが開発した、高解像度の映像体験、漆黒の表現、軽量で快適な装着感、多様なトラッキング方式への対応という特徴を持つVRヘッドセットです
主な特徴は以下の通りです。
- 各素子が自発光するOLEDディスプレイを採用し、暗いシーンでの漆黒表現や、黒い物体の質感をリアルに再現します。細部まで鮮明な映像を提供し、没入感を高めます。
- 320gという軽量ボディと、1.3インチの超小型OLEDディスプレイを採用し、長時間の使用でも快適です。額のパッドで重量を受け止める構造により、目の周りに圧力がかからず、メガネのような軽さを実現します。
- ビームフォーミング対応のデュアルマイクは外音を拾いにくく、メタバース内でのコミュニケーションを高音質で実現します。CTIA規格の4極端子イヤホンジャックも搭載しており、お好みのマイクやヘッドフォンの使用が可能です。
- 内蔵カメラを用いたインサイドアウトトラッキングと、Lighthouse方式のアウトサイドイントラッキングの両方に対応。壁の模様やプレイスペースの明るさに左右されにくい高精度なトラッキングを実現し、既存のVRコントローラーとも互換性があります。
解像度 | 片眼 2,560 × 2,560(両眼5,120 x 2,560) |
視野角 | 100度 |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | 別売りのコントローラー「FlipVR」 |
価格(2024年1月現在) | 249,900円 |
重量 | 約320g(385g)ケーブル部除く |
製品Webサイト | https://ja.shiftall.net/products/meganex |
Bigscreen – 「Bigscreen Beyond」
Bigscreen Beyondは、VR関連開発企業の米Bigscreenによって開発された、世界最小クラスのVRヘッドセットです。
重さはわずか127g、幅143.1mm、奥行き52.4mmという超小型サイズで、片眼2,560 x 2,560、両眼で5,120 x 2,560の高解像度マイクロ有機ELディスプレイを搭載しています。
主にPCに接続して利用するタイプで、Steam VRプラットフォームに対応。このヘッドセットは、友人と一緒に大画面で映画を見たり、ゲームをプレイするなどのソーシャルVR体験に最適です。
主な特徴は以下の通りです。
- Bigscreen Beyondは、ユーザーの顔をスキャンして、顔の形や瞳孔間距離に最適なフィッティングを提供します。15種類の中から選ばれたクッションはユーザーに合わせて製造され、快適な装着感を実現します。
- 重さ127g、幅143.1mm、奥行き52.4mmという超小型サイズで、長時間の使用でも快適です。この軽量かつコンパクトな設計は、VR体験の没入感を高め、疲れを感じさせません。
- 片眼に2,560 x 2,560ピクセル、両眼で5,120 x 2,560ピクセルの高解像度ディスプレイを採用。細かいディテールまで鮮明に描写し、リアルな映像体験を提供します。
- 外部にベースステーションを設置するアウトサイドイン方式のトラッキングに対応し、Valve Index ControllerやHTC Vive Trackerなどの既存のコントローラーが利用可能です。
解像度 | 片眼2,560 x 2560(両眼5,120 x 2560) |
視野角 | 102度 |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | SteamVR対応コントローラー(別売り) |
価格(2024年1月現在) | 164,800円 |
重量 | 127g(ヘッドセット単体)、155g(ヘッドストラップ込み) |
製品Webサイト | https://www.bigscreenvr.com/ |
Meta – 「Meta Quest 2」
Meta Quest 2は、2020年10月に発売された、MetaによるVRヘッドセットです。
現実とバーチャルが融合したこのデバイスは、ゲーム、フィットネス、映画視聴、友人との交流などを自宅で楽しむ新たな方法を提供します。
Snapdragon XR2 Gen1クノロジーを採用し、リアルなVR体験を提供します。
主な特徴は以下の通りです。
- Snapdragon XR2 Gen1テクノロジーにより、高速なグラフィック処理能力を実現。
- 片眼1832 x 1920の解像度の高解像度のディスプレイが、鮮やかなグラフィックでリアルなゲーム体験を実現。
- 数百以上のコンテンツが揃う豊富なライブラリを搭載。ゲーム、エンターテインメント、フィットネスなど多様なジャンルのアプリケーションを楽しむことができ、新しいコンテンツも続々と追加されています。
- 高品質の3Dサウンドによるクリアな音質と深い低音が没入感を高めます。調節可能なデザインのヘッドセットは、長時間の使用でも快適です。
解像度 | 片眼1832 x 1920(両眼3664 × 3840) |
視野角 | 110度 |
被写界深度(DoF) | 6DoF |
入力方法 | 両手コントローラー、ハンドトラッキング、音声操作 |
価格(2024年1月現在) | 39,800円(128GB)、49,800円(256GB) |
重量 | 503g |
製品Webサイト | https://www.meta.com/jp/quest/quest-2/ |
Meta Quest 2について詳しく知りたい方はこちら↓
※Meta Quest 2 まとめ記事:【完全ガイド】Meta Quest 2の使い方とアクセサリー|Meta Quest 3との違いも解説
まとめ
今回は最新のVR/XRデバイスをご紹介しました。
これからも、私たちの生活を豊かにするデバイスの発展に期待が高まります。
Forgers Columnでは他にもビジネスシーンにおけるXRの活用方法や開発方法などの記事をまとめております。
良かったらご一読ください!
※VR/メタバースのビジネス活用まとめ:【2024年最新】VR/メタバースのビジネスへの導入・活用事例
※VR開発会社まとめ:【大手企業からスタートアップまで紹介】VR/メタバース開発会社14選と選定ポイント
最後に
本記事ではVRデバイスに関する様々な紹介をしてきました。
本メディア「Forgers Column」運営元の株式会社Forgersは様々な業界向けのVR・ARアプリケーションの企画開発を得意としています。
- Apple Vision ProやMetaQuest3などの最新デバイスを活用した新規事業を作りたい
- VRやARを活用して業務の効率化や改善を行いたい
- VRやARの事業開発を上司から依頼されたが、どうすればよいか分からない
自社サービスのご活用に関する相談を初回無料で承っておりますので、上記のような相談やお悩みなどをお持ちでしたらご相談ください。