【最強コスパ・高すぎる完成度】Meta Quest 3を徹底解説|Quest 2との比較・特徴・何ができる?
2023年の10月10日、VR技術のパイオニアとして最前線を走るMeta Questシリーズから、待望の新作「Meta Quest 3」が登場しました。
より軽量で高性能に進化したこの最新デバイスは、没入感と利便性をさらに高めています。
本記事では、Meta Quest 3の魅力を
- Quest 3のスペック
- Quest 3でできること
- ユーザーの評判・レビュー
に沿って紹介していきます。
旧モデルMeta Quest 2からどのような進化を遂げたのか?その革新的な機能と体験を知りたい方はぜひご覧ください!
- 1. Meta Quest(メタ クエスト)シリーズとは
- 2. Meta Quest 3(メタ クエスト 3)のスペックや特徴を一挙に解説
- 2.1. スペック表
- 2.2. Meta Quest 2から2倍になった処理能力
- 2.3. メモリが33%増加したRAM
- 2.4. 解像度が30%向上したディスプレイ
- 2.5. より広くなった視野角
- 2.6. 薄型で軽量な光学設計
- 2.7. リングを廃止した新たなコントローラー
- 2.8. 重量
- 2.9. 価格
- 2.10. Meta Quest 3のアプリ開発やデバイス選定に関する相談先
- 3. Meta Quest 3で何ができる?|特徴的な3つのできることを解説
- 3.1. フルカラーパススルー による高度なMR体験
- 3.2. ハンドジェスチャーによる直感的なコントロール
- 3.3. 3.500タイトル以上の圧倒的なコンテンツが楽しめる
- 3.4. ROBLOX
- 3.5. GHOSTBUSTERS -RISE OF THE GHOST LORD-
- 4. 評判・レビュー
- 5. まとめ
Meta Quest(メタ クエスト)シリーズとは
Meta Quest(旧Oculus Quest)シリーズは、Meta社(旧フェイスブック)が開発するVRゴーグルです。
Virtual Reality (VR) の世界を一変させたMeta Questシリーズは、その使いやすさと高性能で、多くのユーザーを魅了してきました。
2019年に初代「Oculus Quest」として発売されたこのシリーズは、PCや外部センサーなしで完全な6DoF体験を提供し、手軽に高品質なVR体験を楽しめることで注目を集めました。
その後、2020年にはより高性能で価格も手頃な「Meta Quest 2」(画像左)が登場。
解像度と処理能力が向上し、ユーザー基盤は大幅に拡大しました。
Quest 2は、軽量化と快適性の向上にも注力し、長時間の使用でも疲れにくいデザインが特徴です。
※関連記事:完全ガイド:Meta Quest 2の使い方とアクセサリー|Meta Quest 3との違いも解説
続いて、2022年には、ビジネス向けのハイエンドモデル「Meta Quest Pro」(画像右)が登場。
フルカラーのパススルーやフェイス・アイトラッキング機能等が新たに加わりました。
そして、2023年、シリーズの最新作である「Meta Quest 3」が発表されました。
この最新デバイスは、さらに進化したグラフィックス、改善されたトラッキング機能、そしてユーザーインターフェースを搭載しています。
2024年にはMeta Quest 3の廉価版である「Meta Quest 3S」が発表されました。
Meta Quest 3SはMeta Quest 2とMeta Quest 3の性能や機能を踏襲した上で、高品質なVR/MR体験を提供できる端末として、より安価に提供するために設計されています。
※関連記事:【VR初心者必見】Meta Quest 3Sの特徴と長所|Quest 3やQuest 2との違いも分かりやすく解説
Meta Questシリーズ以外のVR/XRデバイスについて知りたい方は以下の記事も合わせてお読みください。
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Meta Quest 3(メタ クエスト 3)のスペックや特徴を一挙に解説
ここでは、Quest 2、Quest Proと比較をしながらQuest 3のスペックを解説していきます。
スペック表
機能名 | Meta Quest3 | Meta Quest 3S | Meta Quest Pro | Meta Quest2 |
処理能力 | Snapdragon XR2 Gen2 | Snapdragon XR2 Gen2 | Snapdragon XR2+ Gen1 | Snapdragon XR2 Gen1 |
RAM | 8GB | 8GB | 12GB | 6GB |
ディスプレイ(片眼あたり) | 2064 x 2208 1218 PPI | 1832 x 1920 773 PPI | 1800 × 1920 1058 PPI | 1832 x 1920 773 PPI |
視野角 | 110度(水平)/96度(垂直) | 96度(水平)/90度(垂直) | 106度(水平)/96度(垂直) | 96度(水平)/90度(垂直) |
光学系 | パンケーキレンズ | フレネルレンズ | パンケーキレンズ | フレネルレンズ |
コントローラー | Touch Plusコントローラー | Touch Plusコントローラー | Touch Proコントローラー | Touchコントローラー |
重量 | 515g | 514g | 722g | 503g |
価格 | 74,800円(128GB) 96,800円(512GB) | 48,400円(128GB) 64,900円(256GB) | 159,500円 | 39,600円 |
製品Webサイト | Meta Quest 3 | Meta Quest 3S | Meta Quest Pro | Meta Quest 2 |
Meta Quest 2から2倍になった処理能力
先進のハードウェアスタックとSnapdragon XR2 Gen 2を初めて搭載したヘッドセットにより、GPU処理能力が2倍に向上(Meta Quest 2との比較)しました。
読み込み時間が短縮され、よりシームレスなゲームプレイが可能になりました。
これにより、高速なアクションゲーム、シームレスなフルカラー、高解像度パススルーといった高負荷のアプリケーションにも十分に対応できるパワーが得られます。
メモリが33%増加したRAM
Quest 3は8GBのRAMを搭載しています。Meta Quest 2と比べてメモリが33%増加しているため、お気に入りのアプリを最適なパフォーマンスでプレイできます。
RAMの容量が多いほど、同時に多くのタスクを効率的に処理できるため、ユーザー体験が向上します。
解像度が30%向上したディスプレイ
2064×2208ピクセル(片眼あたり)により、Meta Quest 2と比べて解像度が約30%向上しました。
新たなレベルの鮮明さとリアルなグラフィックを体感できます。25PPDと1218PPIの4Kを超えるInfinite Displayが最高の解像度をもたらします。
より広くなった視野角
Quest 2 の視野角は90度(水平および垂直)だったのに対し、Quest 3の視野角は水平方向に110度、垂直方向に96度と広がりました。
これにより、ユーザーはより広い視野を持ち、自然でリアルな視覚体験が可能になります。
広い視野角は、VR環境においてユーザーが周囲の世界をより広範囲にわたって認識できることを意味します。
薄型で軽量な光学設計
Quest 2で採用されていたのはフレネルレンズでしたが、Quest 3では、パンケーキレンズを採用しています。
Quest 3のパンケーキレンズ(画像左)は、薄型で軽量な光学系を実現するレンズです。
短所としては、製造コストが高くなる可能性があり、これが製品価格に影響を及ぼすことが挙げられます。
一方、Quest 2のフレネルレンズ(画像右)は、リング状の溝が刻まれた設計を持ち、効率的な光の集光能力により、明るくクリアな視界を提供する長所があります。
短所としては、リング状の溝による光の乱反射が発生しやすく、画質にゴーストやフレアが生じる可能性があります。
上の比較画像からわかるように、Quest 3(画像左)はパンケーキレンズにより、デバイスの全体的なサイズが小さくなり、Quest2(画像右)よりも正面の厚みが薄いことがわかります。
これによって、Quest 2よりも着け心地が良くなりました。
リングを廃止した新たなコントローラー
Quest 3のコントローラーは「Touch Proコントローラー」という名前です。
Quest 2のコントローラーに付いていたリングが無くなりました。
リングの無い合理化されたデザインにより、コントローラーを自分の手の延長のように操作して、直感的な動きと正確な入力を行えます。
重量
Quest 3の重量は515gです。Quest 2の503gよりも重いですが、接顔部の光学系が40%スリム化したため、着け心地が向上しています。
価格
Quest 3の市場価格は74,800円です。Quest 2(39,600円)と比較すると高価な印象を受けますが、先進的な機能と性能を考慮すると、十分お手頃な価格といえます。
Meta Quest 3の購入はこちらから→Meta Quest 3 製品Webサイト
Meta Quest 3のアプリ開発やデバイス選定に関する相談先
当メディア運営元・株式会社ForgersはNTTドコモやニトリをはじめ、多数の大手企業のXR開発や導入を支援しています。
Meta Quest 3を活用したフルカラーパススルーのMRアプリ開発やエンタメ向けミニゲームVR開発などを得意としています。
ご要望やご予算に応じた柔軟なご提案が可能ですので、少しでも気になる方は、無料で相談承っておりますのでぜひご相談ください。
Meta Quest 3で何ができる?|特徴的な3つのできることを解説
ここからは、Meta Quest 3でできる3つのことを紹介していきます。
フルカラーパススルー による高度なMR体験
Quest 2は主にVR体験が中心でしたが、Quest 3では新たにMR体験もできるようになりました。
それを実現するのが、新たに採用された「深度プロジェクター」と2つの「RGBカラーカメラ」です。
Quest 3(画像左)の正面にある3つの黒い線のうち、真ん中が深度プロジェクターで、左右の2つがRGBカラーカメラです。
深度プロジェクターを搭載することで、現実世界のモノの立体形状を認識できるようになっています。
また、2つのRGBカメラと組み合わせることで、忠実度の高いフルカラーパススルーを実現します。
4MP、18 PPDのカラーパススルーにより、ユーザーはVRヘッドセットを装着したままでも、外の世界を高解像度のカラー画像で見ることができます。
Quest 2はモノクロのパススルーだったため、圧倒的な進化と言えます。
また、VR体験中にヘッドセットの側面をダブルタップするだけで、素早くパススルー表示に切り替えることが可能です。この機能により、VR体験とMR体験との間をシームレスに行き来できます。
ハンドジェスチャーによる直感的なコントロール
高度なハイブリッドコンピュータービジョンと機械学習センサーが、4つのIRカメラと2つのRGBカメラによってジェスチャーに従います。
コントローラーを使わずに操作して、より直感的にコントロールできます。手を動かすだけで、タップ、スクロール、ナビゲーション、プレイができます。
3.500タイトル以上の圧倒的なコンテンツが楽しめる
Quest 3は、これまでのMeta Questシリーズのすべてのアプリ、ゲーム、エクスペリエンスのカタログにアクセスできます。その数はなんと500タイトルを超えます。
ここでは、代表的な2つのコンテンツをご紹介します。
ROBLOX
ROBLOXは、ユーザーが自分のゲームを作成し、他のユーザーが作成したゲームをプレイできるオンラインプラットフォームです。
子供から大人まで幅広い年齢層に人気があり、多種多様なジャンルのゲームが存在します。
ROBLOXは、プログラミングやゲームデザインを学びたい人々にとっても魅力的な環境を提供し、創造性とコラボレーションを促進します。
ユーザーは、自分だけの仮想世界を作り上げることができ、友達と共有したり、世界中の人々と交流したりすることが可能です。
GHOSTBUSTERS -RISE OF THE GHOST LORD-
ゴーストバスターズのVRゲームは、人気映画「ゴーストバスターズ」を基にしたバーチャルリアリティゲームです。
プレイヤーはゴーストバスターズの一員となり、ゴーストを捕まえるために様々なツールを使って戦います。
このゲームは、没入感のあるVR体験を通じて、映画の世界観をリアルに再現しています。
プレイヤーは、VRヘッドセットを装着することで、ゴーストとの戦いを直接体験し、チームワークを駆使してミッションを遂行することになります。
このように、ゲーム、フィットネス、エンターテイメントなど幅広いコンテンツライブラリを遊び尽くせるのがQuest 3の魅力です。
評判・レビュー
Quest 3ユーザーの評判として、フルカラーパススルーやハンドジェスチャー機能が高評価であると見られます。
一方で、充電の減りが早いという点は改善の余地があるようです。
まとめ
この記事では、VR業界のパイオニアかつ最前線を走るMeta社が開発した最新モデル「MetaMeta Quest 3」についてご紹介しました。
2024年のVR業界は、「Apple Vision Pro」や「XREAL Air 2 Ultra」の発売をきっかけに今後さらに加速していくでしょう。今後の展開に注目です。
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