VR/メタバース開発に必要なツール・技術・費用感などを徹底解説!【Unity・Unreal Engine】

VR/メタバース市場は急成長しており、ビジネスチャンスが広がっています。

ビジネスチャンスを狙って実際にVR開発を行いたいと考えても、様々な技術やツールが生まれており、どれを使えばいいか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

本記事では、VR/メタバース開発の基本から、3Dモデル制作、必要技術、適切なツールの選択に至るまで、様々な観点で解説します。

ぜひこの記事を通して、自社のビジネスにメタバース活用を進めていきましょう。

目次

VR/メタバースについて|言葉の定義や違いについて

VR(仮想現実)とは

VR(Virtual Reality、仮想現実)技術は、コンピュータによって作り出された環境にユーザーが没入できる技術です。

専用のヘッドセットを装着することで、360度の仮想世界を体験でき、視覚や聴覚を通じて現実とは異なる体験を楽しむことが可能です。

ビジネス分野では、VRを用いたトレーニングやシミュレーションが注目されています。

たとえば、医療分野での手術練習や、建築分野での事前確認、さらには自動車業界での運転シミュレーションなど、リスクを伴う実践的な練習を安全に行うためのツールとして活用されています。

メタバースとは

メタバースとは、現実世界とは異なる仮想空間上での社会を指し、インターネット上で構築された3Dの仮想世界です。

VRもメタバースも両方仮想空間に関わる言葉ですが、大きな違いは、仮想空間での社会や関係性を意味に含んでいるかという点です。

メタバースは言葉の由来通り、meta「高次元の」+verse「世界」という言葉であり、よく仮想空間の暮らしや他のユーザとの関係性を含んだ意味として使われます。そのため、VRだけでなく、どうぶつの森やFortniteなどもメタバースと言われることもあります。

ビジネスでは、このメタバースを活用して新たな顧客体験を提供することに注目が集まっています。

例えば、不動産会社が仮想空間内での物件見学サービスを提供したり、ファッションブランドが仮想世界での服の試着や購入を可能にするなど、異業種間での新たなサービス展開が進んでいます。

そもそもVR/メタバースがどのようにビジネスで活用されているのか、知りたい方はぜひ以下の記事もご覧ください。

※VR/メタバースのビジネス活用事例:【業界別】VR/メタバースのビジネス活用事例を11業界紹介!|VR活用の可能性を探る【2024年最新】

VR/メタバース開発における重要な5つのステップ

まずはVR/メタバース開発の全体像を掴みましょう。

メタバースを開発するには、以下の5つのステップを理解し、それぞれのプロセスに適切に取り組む必要があります。

開発物の明確なコンセプトを決める

開発の第一歩は、明確なコンセプトを決めることです。

何を目指すのか、どのような体験をユーザーに提供したいのかを具体的にする必要があります。

例えば、「中世の城を探検するVRゲーム」や「仮想オフィス空間で大量の家具のシミュレーションをできるようにする」といったコンセプトから始めます。

この段階では、アイデアを紙に書き出したり、チームでブレインストーミングを行ったりして、ビジョンを固めていきます。

開発をしていく際にコンセプトがブレてしまうと開発すべき内容や機能が変わってしまうため、手戻りなども多くなってしまうため、ぜひ開発の進めていく中でコンセプトがブレないように最初にしっかりと定義しましょう。

開発に使用する技術・言語・プラットフォームなどを選ぶ

コンセプトが決まったら、そのアイデアを実現するための技術やデバイス、プラットフォームを選びます。

VRヘッドセットの種類(Meta Quest3、HTC Viveなど)、ゲームエンジン(Unity、Unreal Engineなど)、プログラミング言語(C#、Pythonなど)を決定します。

それぞれのデバイスや技術ごとに得意不得意があり、かつ体験内容や実現したいことによっても変わってくるので、最も適したツールを選択していく必要があります。もし技術選定にお困りの方は当社Forgersにご相談ください。

※VRデバイスのまとめ記事:【2024年最新】VRデバイスの特徴や選び方を徹底解説|注目のVRデバイス/VRヘッドセット10選

設計やプロトタイピングを行い、アイデアの具体化を進める

技術選定が完了したら、実際に開発物の設計やプロトタイピングに移ります。

この段階で、簡易的にUI/UXの設計、初期のシナリオやインタラクションの設計を行います。

あくまでプロトタイピングなので、3Dモデルなどは作りこみすぎず、根幹の体験となる要素を以下に素早く作り実際に体験してみるかが重要です。

ここではプロトタイピングツールを使って、アイデアを形にして、実際に動く簡単なモデルを作成することで、コンセプトの実現可能性を試すことをオススメします。

実機でのテストプレイを行う

プロトタイプの段階を経て、実際の開発に移ります。

VR/メタバースは特にこれまでの2Dのシステム開発などと異なり、3次元的な体験を提供することが一番の価値になります。

ただ、3次元の体験はこれまで私たちがあまり体験したことのないことであり、2Dの画面だけでは判断できないことが多いです。

そこで、ぜひ実機で体験することを推奨しています。VR端末などにプロトアプリをインストールし、実際の想定の利用方法に近い形で体験してみましょう。

その中で、VR/メタバースならではの課題を多く見つけられると思います。それを素早く改善し、また課題を見つける、というサイクルを回していきましょう。

フィードバックをもとに改善をくり返す

先のように実機での改善サイクルを回すことで、プロジェクトがある程度形になったら、実際のユーザーからのフィードバックを収集します。

ユーザーテストを通じて、操作性、没入感、コンテンツの魅力など、さまざまな観点から評価を得ることができます。

このフィードバックを基に、プロダクトの改善を繰り返し、より良いユーザーエクスペリエンスを目指します。

このプロセスは、開発の終わりと同時に終わるのではなく、リリース後も続けるようにしましょう。

VR/メタバース開発に必要な技術|モデリング・ゲームエンジンでの3D空間開発など

ここからは、VR/メタバース開発に関わる具体的な技術やスキルについて解説します。

3Dモデリング技術|人や建物、自然風景の形状を作る

3Dモデリング技術は、VR/メタバースの基盤を築く上で欠かせません。この技術を用いて、リアルな三次元のオブジェクトや環境を作成します。

2Dで言うデザインに近いかもしれませんが、3Dでは360度あらゆる角度から見られる可能性があるため、3DCG/3Dモデルを作る必要があります。

モデリングにはBlenderやMayaなどの3Dモデリングソフトウェアを使うことが多いです。

これらを使って、建物や人物、自然風景など、目に見えるすべてのものをデジタル空間に再現することができます。

3Dモデリングについて詳しく知りたい方はこちら

※3Dモデリング記事:【2024年最新】3Dモデリングの基礎・おすすめの無料ソフトウェアを紹介!

Unity・UEなどのゲームエンジンの操作|光や影のレンダリング・物理演算の調整

ゲームエンジンは、VR/メタバースの開発において中心的な役割を果たします。

UnityUnreal Engineといったゲームエンジンは、3Dモデリングされたオブジェクトを取り込み、それらを動かしたり、ユーザーとのインタラクションを実現したりします。

これらのエンジンを使いこなすことで、現実世界の法則に従う、または全く新しい法則を持つ世界を作り出すことが可能です。

初心者は、まず基本的な操作から始め、徐々に複雑なシーンの構築に挑戦してみましょう。

ゲームエンジンについて知りたい方はこちら

※ゲームエンジンまとめ記事:【ゲーム開発の第一歩】ゲームエンジンの特徴や利用するメリット、おすすめツールを紹介!

※Unity紹介記事:大人気ゲームエンジン【Unity】特徴・ダウンロード方法・各ライセンスの違いを解説!

C#/C++/Pythonなどのプログラミング言語で動作を実現する

メタバース内のオブジェクトやキャラクターに命を吹き込むには、プログラミング能力が必要です。

主に、UnityではC#やPython、Unreal EngineではC++などのプログラミング言語が使用されます。

UnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンでは簡単な物理演算やレンダリングの設定などはゲームエンジン側で設定できるようになっていますが、カスタマイズをしたい場合にはスクリプトを書く必要があります。

プログラミング言語を活用することで、自分の理想に沿ったオブジェクトの動作やユーザーのインタラクションを実現できるようになります。

例えば、ユーザーがオブジェクトをクリックした時に、それが回転するようなプログラムを作ることができます。

UIやUXの設計|ユーザーにとって使いやすいアプリを設計する

ユーザーがVR/メタバース内で快適に過ごすためには、直感的で使いやすいUI(ユーザーインターフェース)と、満足度の高いUX(ユーザーエクスペリエンス)が必要です。

UI/UX設計では、ユーザーがどのように情報を得て、どのように世界とインタラクションするかを考えます。

例えば、直感的に操作可能なメニューや、目的地までのナビゲーションなど、ユーザーの行動をサポートする設計が求められます。

ネットワーク/サーバー管理技術|強固で堅牢な環境を提供する

多くのユーザーが同時にメタバースを体験するためには、安定したネットワーク環境とサーバー管理が不可欠です。

これにより、ユーザー間のデータのやり取りや、リアルタイムでのインタラクションが可能になります。

たとえば、オンラインゲームのように、多数のプレイヤーが同じ環境内で互いに影響を及ぼし合うシステムを構築するには、効率的なデータ通信とサーバーの負荷分散が重要になります。

おすすめVR/メタバース開発ツール5選 |Blender・Maya・3ds Max・Unity・UE

ここからは、おすすめのVR/メタバース開発ツールを5つご紹介します。

Blender|無料で使える強力な3Dモデリングツール


メリット: Blenderは無料で利用できる強力な3Dモデリングプラットフォームです。オープンソースであるため、継続的なアップデートと改善が行われています。

ユーザーインターフェースは直感的で、3Dモデリング、アニメーション、レンダリング、さらにはビデオ編集やゲームの作成にも対応しています。

デメリット: Blenderは学習曲線が比較的急で、初心者には難しいと感じられることがあります。

また、業界の標準ツールと比べると、いくつかの高度な機能が欠けている場合があります。

blender ウェブサイト

Blenderについて知りたい方はこちら

※Blender記事:【Blender入門】できること・推奨スペック・ダウンロード方法を解説!

Maya|AutoDeskが提供するプロ向け3Dモデリングツール


メリット: Mayaはプロフェッショナルな3Dアニメーション、モデリング、シミュレーション、レンダリングに広く使用されているソフトウェアです。

高度なツールセット、リアルタイムのビューポート、広範なプラグインサポートがあり、大規模なプロジェクトや商業用途に最適です。

デメリット: Mayaは高価であり、個人開発者や小規模チームにとってはコストが障壁になることがあります。

また、高度な機能のためには相応の学習時間と習熟度が要求されます。

Maya ウェブサイト

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※Maya記事:【3DCG制作アニメーションソフト】Mayaの特徴・3ds Maxとの違いを解説!

3ds Max|建築設計などにも使われる3Dモデリングツール


メリット: 3ds Maxは、アーキテクチャ、ゲーム開発、ビジュアルエフェクトに特化した強力な3Dモデリングソフトウェアです。

直感的なモデリングツールと豊富なモディファイアオプションを提供し、特に建築ビジュアライゼーションやインテリアデザインで優れています。

デメリット: 3ds Maxもまた高価なソフトウェアで、学習には時間がかかることがあります。

また、Mac OSでは対応していないため、Macユーザーには不向きです。

3ds Max ウェブサイト

3ds Maxについて知りたい方はこちら

※3ds Max記事:3DCG制作ソフトウェア【3ds Max】の特徴・Mayaとの違い・価格を解説!

Unity|VRゲームからスマホゲームまでプロアマ問わず使うゲームエンジン

メリット: Unityは、使いやすさと柔軟性で広く認知されています。豊富なアセットストアと広範囲にわたるドキュメンテーションがあり、初心者からプロフェッショナルまで幅広く対応しています。

また、マルチプラットフォーム対応が強力で、特にモバイルARアプリケーション開発に適しています。

デメリット: 高度なグラフィックス処理や複雑な物理演算には限界があり、Unreal Engineに比べるとビジュアルの品質が劣ることがあります。

Unity ウェブサイト

Unityについて知りたい方はこちら

※Unity記事:大人気ゲームエンジン【Unity】特徴・ダウンロード方法・各ライセンスの違いを解説!

Unreal Engine|リアリスティックなレンダリングが得意なゲームエンジン

メリット: 高品質なビジュアル表現が最大の強みです。リアルタイムレンダリング能力が非常に高く、複雑な環境や詳細な物理演算を扱う開発に最適です。ビジュアルエフェクトやアニメーションにおいて、業界をリードしています。

デメリット: 学習曲線が比較的急で、初心者にとっては手が出しづらい面があります。また、モバイルデバイスへの最適化がUnityに比べて難しい場合があります。

Unreal Engine ウェブサイト

その他のゲームエンジンについて知りたい方はこちら

※ゲームエンジンまとめ記事:【ゲーム開発の第一歩】ゲームエンジンの特徴や利用するメリット、おすすめツールを紹介!

おすすめVR/メタバースデバイス5選 |Meta Quest 3・Apple Vision Proなど

ツールに加えて、どの端末・デバイスで体験させるかも非常に重要です。

以下では、VRデバイスをいくつかご紹介しますが、その前にVRデバイスの種類についてご説明します。

スタンドアロンVR・PC VRなどの種類とメリット・デメリット

VRデバイス/VR HMDと言っても、大きく「スタンドアロンVR」「PC VR」「スマホVR」の3つの種類に大別されます。

種類によって必要な機材や適した用途/利用シーンが変わってくるため、ぜひ選ぶ際には気を付けてください。

それぞれの種類の特徴とメリット・デメリットを一覧表にまとめました。一番のポイントはVRの体験のために他の端末が必要か否かという部分です。

種類特徴メリットデメリット
スタンドアロンPCや他の機器に接続せず、端末単体でVRを楽しむことができる端末端末単体で体験できるため、コードレスでプレイの自由度が高い体験が可能。デバイス価格も比較的抑えめで、3~10万程度端末の性能はそこまで高くないため、処理性能が求められる高品質VRゲームはプレイできない場合がある。
PC VRPCと有線接続して体験できるVR端末VRデバイスのスペックが高い高品質なゲームをプレイできるハイスペックなPCが必要コード・センサー必要
→場所やプレイに制約が出るデバイスの価格が5万程度
スマホVRゴーグルにスマホを装着して、VR体験ができる端末自分のスマホをVR端末として使うことができるため、スタンドアロンやPC VRよりも低コストで導入できるスマホの処理性能に依存するため、高品質なVRゲームは体験が難しい。VR視聴専用のディスプレイではないため、画像が見にくく体験の質が低くなりがち

Meta – 「Meta Quest3」

Meta Quest 3は、2023年10月に発売された、Metaによる最新のスタンドアロンのVRヘッドセットです。

Snapdragon XR2 Gen 2テクノロジーを採用し、Meta Quest 2の2倍のグラフィック処理能力を実現。4K超の解像度を持つディスプレイにより、リアルなVR体験を提供します。

主な特徴は以下の通りです。

  • Snapdragon XR2 Gen 2テクノロジーにより、Meta Quest 2と比較してグラフィック処理能力が2倍に。高速プロセッサーと組み合わせることで、くっきりとしたクリアな視界と、驚くほどの没入感を提供します。
  • 4Kを超える超高解像度のディスプレイが、鮮やかなグラフィックでリアルなゲーム体験を実現。片眼2,064 × 2,208の解像度により、まるで目の前にあるものに手を伸ばして触れるような体験ができます。

Apple – 「Vision Pro」

Appleが発表した「Vision Pro」は、デジタルコンテンツを現実の世界とシームレスに融合させる、スタンドアロンのSpatial Computingデバイスです。2024年6月28日から、日本で販売開始されました。

Appleは「空間コンピュータ(Spatial Computing)」と呼んでいます。Vision Proは、ユーザーの目、手、声を用いた直感的な操作による3次元化されたユーザーインターフェイスを実現します。

主な特徴は以下の通りです。

  • 2つのディスプレイに2,300万ものピクセルを詰め込んだ超高解像度のユーザー体験を提供。
  • カスタムAppleシリコンを搭載し、画期的なデザインと驚異的な性能を実現。
  • macOS、iOS、iPadOSの基盤を引き継ぎつつ、Vision Pro専用の新たなOSを採用。

Vision Proは、パーソナルコンピューティングに新たな次元をもたらし、ユーザーのアプリ利用、コンテンツ視聴、ビジネスシーンを一変させる製品です。

他にも様々なVRデバイスが販売されています。ぜひ貴社の実現したいことに適したデバイスを選んでいただけると幸いです。

※VRデバイス一覧:【2024年最新】VRデバイスの特徴や選び方を徹底解説|注目のVRデバイス/VRヘッドセット10選

VR/メタバース開発ツールを選ぶ際の4つのポイント

VR/メタバース開発において、適切なツールやプラットフォームを選択することは、プロジェクトの成功に直結します。

以下では、開発ツールを選ぶ際の4つのポイントについて解説します。

プロジェクトの目的とツールの機能が合っているか

プロジェクトの目標や要件に最適なツールを選ぶことが最初のステップです。

例えば、リアルタイムで複数ユーザーが交流できるメタバースを開発する場合、ネットワーク性能やマルチユーザー対応の機能が優れたツールが求められます。

また、高度な3Dモデリングが必要なプロジェクトでは、豊富なモデリング機能を提供するソフトウェアが適しています。

プロジェクトの目的と要求に合わせて、最も相性の良いツールを選択することが重要です。

幅広い機種に対応しているか

開発するVR/メタバースが、さまざまなデバイスやプラットフォームでスムーズに動作することは、ユーザー体験に大きく影響します。

そのため、選ぶ開発ツールは、多様なハードウェアやソフトウェアとの互換性が高いことが望ましいです。

例として、スマートフォン、PC、VRヘッドセットなど、複数のデバイスで利用可能なゲームエンジンやツールを選ぶことで、より広い範囲のユーザーにリーチすることが可能になります。

ユーザーサポートは充実しているか

開発プロセス中に遭遇する可能性のある技術的な問題や疑問を解決するため、充実したユーザーサポートを提供するツールを選択することが重要です。

公式ドキュメントの充実、アクティブなコミュニティ、定期的なアップデート、直接のサポートサービスなど、ユーザーサポートの質と範囲は、開発のスムーズさに直結します。

実際に使用する前に、フォーラムやレビューをチェックして、サポートの質を確認しましょう。

予算とリソースを考慮して、必要な機能を取捨選択する

開発ツールを選ぶ際には、プロジェクトの予算と利用可能なリソースを考慮する必要があります。

高機能なツールほどコストが高くなる傾向にありますが、オープンソースのツールやコストパフォーマンスの高い選択肢も多数存在します。

また、ツールの学習曲線や必要なハードウェアのスペックなどもリソースとして考慮するべき点です。

プロジェクトの規模やチームのスキルセットに合わせて、最適なツールを選択しましょう。

おすすめVR/メタバース開発会社4選

ここからは、注目のメタバース制作・開発会社を4社ご紹介します。

株式会社Forgers

  • 会社概要: 家具・小売業界や製造業界、通信業界など幅広い会社を対象にVR/ARアプリケーションやメタバース開発を支援。
  • 事業内容: 3D・XR技術に特化したサービス開発・コンサルティング。
  • 開発実績: VR・メタバースショッピングアプリの企画・開発。EC・小売店舗向けARサービス「RITTAI」の提供。

株式会社HIKKY

  • 会社概要: バーチャルリアリティ(VR)に特化したイノベーションを推進する企業。
  • 事業内容: VRコンテンツの制作、バーチャルイベントの開催。
  • 開発実績: 国際的なVRイベントやコンサートの開催。世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」を手掛ける。

クラスター株式会社

  • 会社概要: バーチャル空間におけるコミュニティ形成をサポートする企業。
  • 事業内容: バーチャルイベントプラットフォームの開発。
  • 開発実績: 多数のバーチャルイベントや展示会の実施。「バーチャル渋谷」をKDDIと共同開発。

株式会社Synamon

  • 会社概要: AR・VR技術を活用した教育やビジネス向けソリューションを提供。
  • 事業内容: 教育用VRコンテンツ、ビジネス会議システムの開発。
  • 開発実績: 企業研修用VRプログラム、学校教育向けARアプリケーション。ファンマーケティング向けメタバース「SYNMN」を運営。
https://www.youtube.com/watch?v=Fg_f6Foc1JI&t=62s

そのほかのVR/メタバース制作会社について知りたい方はこちら

※VR/メタバース開発会社:【大手企業からスタートアップまで紹介】VR/メタバース開発会社14選・重要な選定ポイントも解説!

※VR/メタバースコンサル会社:【おすすめのメタバース/VRコンサル会社8選】選び方や重要事項を解説!

まとめ

本記事では、メタバース開発の基本から必要な技術的スキル、重要なツールの選択方法に至るまで、幅広く解説しました。

このガイドが、メタバースの世界を創造するための一歩として、皆さんのお役に立つことを期待します。

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