【Pimax Portal】VRヘッドセットに変身するハイブリッドゲーム機を解説!
この記事では、Pimax Portalという革新的なゲーム機について紹介します。
Pimax Portalは、携帯型ゲーミングデバイスでありながら、VRヘッドセットや据え置き型ゲーム機にも変身できるという画期的な製品です。
Pimax Portalでどんなことができるのか、どんなスペックを持っているのか、そして評判やレビューはどうなのか、詳しく見ていきましょう。
※この記事は2024/02/06の情報をもとに書かれたものです。
Pimax Portalとは
「Pimax Portal」(以下、Portal)は、高解像度VRヘッドセットの製造で知られる上海の会社Pimax Technologyが作った携帯型ゲーム機です。2023年6月29日に正式に発売されました。
Nintendo Switchに似た携帯ゲーム機として見えますが、本体とコントローラに専用のモジュールを取り付けると、Meta QuestのようなVRヘッドセットとしても使えるのが最大の特徴です。
ユーザーは、場面やコンテンツに応じてすぐに形を変えられます。スタンドアロンのVRヘッドセットとして使うことはもちろん、PC用のVRヘッドセットとして使ったり、Android向けモバイルゲームやクラウドゲームを一台でこなすことができます。なお、Portal QLEDという上位モデルも存在します。
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Pimax Portal スペック詳細
以下がPortalのスペックになります。参考として競合デバイスのmeta Quest 2とNintendo Switchの情報もご覧ください。
項目 | Pimax Portal | Meta Quest 2 | Nintendo Switch(有機EL) |
---|---|---|---|
OS | Android 10 | Android 10 | Nintendo Switch OS |
CPU | Snapdragon XR2 | Snapdragon XR2 | NVIDIA社製 |
GPU | Adreno 650 | Adreno 650 | NVIDIA社製 |
RAM | 8GB | 6GB | 4GB |
ストレージ | 128GB/256GB SSD | 64GB/256GB | 64GB eMMC + microSDカードスロット |
ディスプレイサイズ | 5.5インチ(本体) 3.5インチ(VRゴーグル) 8.8インチ(Portal XL) | 3.5インチ×2(VRゴーグル) | 7インチ(本体) |
ディスプレイ解像度 | 3,840×2,160(本体) 2,560×1,440(VRゴーグル) 2,560×1,600(Portal XL) | 1,832×1,920×2(VRゴーグル) | 1,280×720(本体) 1,920×1080(テレビモード) |
ディスプレイ種類 | LCD/QLED + mini-LED(QLED版) | LCD | OLED |
リフレッシュレート | 144Hz(本体) 90Hz(VRゴーグル) 120Hz(Portal XL) | 72Hz/90Hz/120Hz(VRゴーグル) | 60Hz(本体・テレビモード) |
視野角 | 100度/60度(VRゴーグル、レンズ交換による) | 約100度(VRゴーグル) | なし |
カメラ数 | 背面カメラ×1、角カメラ×4、フロントカメラ×1(QLED版のみ) | フロントカメラ×4 | なし |
1.高解像度のVR体験を可能にするCPU
PortalのCPU(処理チップ)にはVRヘッドセットで実績の多いSnapdragon XR2が採用されています。
このチップは高解像度のVR体験を可能にするために最適化されており、5G接続にも対応しています。
これにより、よりリアルで没入感のあるVR/AR体験を提供します。このチップは「Meta Quest 2」や「PICO 4」でも使われています。
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2.4Kテレビと同じ解像度のディスプレイ
PortalはQLEDスクリーンを搭載した初のゲーム機で、4Kテレビと同じ高解像度(3,840 x 2,160)を誇ります。
この解像度は、Meta Quest 2(1,832×1,920×2)やNintendo Switch(1,280×720)と比べると圧倒的です。
Pimax Portalの楽しみ方
Portal1台であらゆるゲームを楽しむことができます。以下、Portalの5つの楽しみ方をご紹介します。
1.ファミコンからPS2まで、様々なレトロゲームをプレイ可能
Portalは、Android OSを搭載しており、エミュレーターアプリをインストールすることで、様々なレトロゲームをプレイすることができます。
例えば、ゲームキューブやPS2などの3Dゲームから、ファミコンやスーパーファミコンなどの2Dゲームまで幅広く対応しています。
2.クラウドゲームで最新のコンテンツを手軽に遊べる
Portalは、Wi-Fiや5Gなどの高速インターネットに接続することで、クラウドゲームをプレイすることができます。
クラウドゲームとは、サーバー上で実行されたゲームの映像や音声をストリーミングすることで、ローカルのデバイスに依存せずに高品質なゲームを楽しめるサービスです。
XBOX GAME PASSやNvidia GeForce Nowなどの主要なクラウドゲームプラットフォームに対応しており、最新のPCゲームやコンソールゲームを手軽にプレイすることができます。
3.数百万のAndroidゲームをプレイ可能
Portalは、Android OSを搭載しており、数百万のAndroidゲームをプレイすることができます。
例えば、Pokémon UNITEやGenshin Impactなどの人気ゲームを高解像度の5.5インチ画面で楽しむことができます。
4.VRゲームやARアプリでインタラクティブな体験ができる
Portalは、専用のVRゴーグルに本体を差し込むことで、VRヘッドセットに変身します。
VRゴーグルには2種類のレンズが付属しており、視野角100度の標準レンズと視野角60度の高精細なQLEDレンズを交換することができます。
また、背面に4つのカメラが搭載されており、外部トラッキングやARアプリにも対応しています。
スタンドアロンのVRヘッドセットとして使うことはもちろん、PC用のVRヘッドセットやクラウドゲーム用のVRヘッドセットとしても使うことができます。
5.据え置き型ゲームとして大画面で遊ぶ
Portal本体にHDMI端子があるため、PCやテレビに接続して大画面でゲームを楽しむことができます。
リビングでのフィットネスや、友達や家族と一緒に楽しみたいときにおすすめです。
価格・購入方法
Pimax Portalには4つのモデルがあります。以下がモデル間の違いです。
公式サイトから購入することができ、1週間以内に配送されるようです。
名前 | Portal Retro(128GB) | Portal(128GB) | Portal(256GB) | Portal QLED(256GB) |
---|---|---|---|---|
容量(RAM+ストレージ) | 8G + 128G | 8G + 128G | 8G + 256G | 8G + 256G |
スクリーン | LCD 2K | LCD 4K | LCD 4K | QLED + MiniLED |
MicroHDMI | なし | なし | なし | あり |
コントローラのLED | なし | なし | なし | あり |
VRモード | なし | あり | あり | あり |
コントローラーの着脱 | 不可 | 可能 | 可能 | 可能 |
カラー | 白 | 白 | 黒 | 黒 |
重量 | 306g | 367g | 367g | 367g |
価格 | 30,290円 | 46,190円 | 50,133円 | 61,050円 |
購入サイト | Portal Retro | Portal(128GB) | Portal(256GB) | Portal QLED |
評判・レビュー
Pimax Portalに関する反応は以下の通りです。
あらゆるシーンで活躍できる対応の幅広さや、優れた動作性に満足している様子が見られます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
Pimax Portalは、①携帯型②据え置き型③VRヘッドセットの全てに対応することができるハイブリッドゲーミングデバイスです。
興味がある方はぜひご購入してみてはいかがでしょうか。